オーバーオールを着こなそう

ラフで遊び心のあるオーバーオールは、ストリートカジュアルにぜひ取り入れたいアイテムのひとつです。ウエストを締め付けないため着心地が楽でリラックス感がありますし、アウトドアシーンにぴったりのアクティブなイメージもあります。今回は、オーバーオールの選び方や着こなし方をご紹介します。

目次-INDEX-

オーバーオールが映える季節

オーバーオールとは、胸当てとサスペンダーがついたパンツを指す英語です。フランス語のサロペットもほぼ同じものを指しますが、背中で紐がクロスしている点が特徴的です。サロペットはレディース向けでエレガントな雰囲気のものを指すことが多いのに対し、オーバーオールは男女問わずデニム地などを使ったカジュアルなものを指す場合が多いようです。

季節を問わず使えるオーバーオールですが、その魅力を最大限に発揮できるのはやはりアウターが要らなくなる春から夏にかけてではないでしょうか。Tシャツにデニムのオーバーオール、スニーカーといったごくシンプルで爽やかなコーディネートは、明るい日差しがよく似合います。

ロールアップして丈を短くしたり、肩紐をあえて外したりと、アレンジ方法も豊富です。着こなしの自由度が高く、遊び心を発揮できるのがオーバーオールの特徴で、まさにストリートカジュアルにぴったりのアイテムです。

オーバーオールが似合う有名人として、ホンジャマカの石塚英彦さんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。いつもニコニコとしていて明るく親しみやすい石塚さんのイメージのせいか、オーバーオールを着ていると良い人そうに見える、という声もよく聞かれます。

オーバーオールの着こなしのコツ

オーバーオールというと、子供向けのアイテムというイメージもあります。1990年代の人気ドラマ「家なき子」で子役時代の安達祐実さんがオーバーオールを着ていたのを連想する方もいるかもしれません。

オーバーオールの着こなしを子供っぽくしすぎないために、まず注意したいのが「色」です。定番のブルーデニムではなく白や黒のオーバーオールを選べば、それだけで少し落ち着いたイメージになります。コーディネートするTシャツなどのトップスも、ビビッドでカラフルなものはやはり幼い印象になりがちなので、落ち着いたトーンのものを選びましょう。スニーカーではなくブーツやスリッポンを合わせるのもひとつの方法です。

もちろん、ポップなコーディネートが間違いということではありません。元々いかついイメージの方がオーバーオールを取り入れた明るい色のコーディネートをすることで、ユーモラスで親しみやすい印象が生まれることもあります。着る人のキャラクターによって印象が大きく変わるのが、オーバーオールというアイテムの面白いところです。

オーバーオールを着たときになんとなくしっくり来ない場合、胸当ての大きさや位置に注目してみましょう。鎖骨のすぐ下あたりまで覆うものもあれば、胸の下辺りまでのものもあります。肩紐の長さを調節し胸当ての位置を変えることによって全体のバランスがよくなることもあるので、ぜひ試してみてください。

全体的なシルエットも重要です。ジャストサイズのものはどことなく垢抜けない感じになりがちなので、合わせるアイテムや着こなし方に一工夫が必要です。どちらかというと、ある程度ダボッとした余裕のあるサイズを選んだほうがストリートカジュアルらしいイメージです。スリムなシルエットのオーバーオールは、背が高く細身の方ならスタイリッシュに着こなせそうです。

ラグランスリーブやパーカーなどカジュアル度の高いアイテムを合わせてももちろん良いですし、シャツなどきれいめなアイテムを着崩すのにオーバーオールを使うテクニックもあります。ぜひ、あなたらしい着こなしを見つけてください。

明るい春の色を楽しもう

PANTONEが発表した2019年のテーマカラーは「Living Coral(リビングコーラル)」。いきいきとしたサンゴのような明るく元気なイメージのピンク色です。日本人にとって肌なじみの良い色でもあるため、今年はレディースカジュアルやコスメ・雑貨などでコーラルピンクのアイテムが豊富に展開されそうです。

目次-INDEX-

春の気分にあったパステル系カラー

春が近づいて暖かな日差しが降り注ぎ始めると、軽やかなパステルカラーが気になります。アパレルショップの店頭に明るいピンクや若草色・水色などのアイテムが並び始めたのを見て、そろそろ春だなと感じる方も多いのではないでしょうか。

パステルカラーは、赤・青・黄といった原色に白を混ぜた、明るく柔らかい色彩が特徴です。そのなかでも特に今年は、リビングコーラルに代表されるような、いきいきとした生命力や元気さ・ヘルシーさを感じさせる色使いが注目されそうです。ふんわりと優しいパステルカラーはニガテと敬遠していた方も、もう少しビビッド寄りのトーンならしっくり来る場合もありそうです。ぜひ試してみてください。

反対に、もっと淡く涼しげなシャーベットトーンと呼ばれる色調のほうが似合うタイプもいます。青系が似合う方、大人っぽくエレガントなキャラクターの方は、パステル系の色のなかでもより繊細なものを選んでみると良いでしょう。

人によっては、明るく澄んだ色よりも多少くすんだ色のほうが似合うというケースもあります。そんなタイプにはスモーキーカラーがおすすめです。同じピンクでも、スモーキーピンクならより落ち着いた雰囲気になるので、大人の女性にもぴったりです。

同じようなパステル系カラーでも、ちょっとしたトーンの違いによって似合うこともあればしっくり来ないこともあります。ぱっと見て「好き」と感じる色と実際に着たときに似合う色が違うこともよくあるので、ときには普段選ぶのとは違うものを試してみるのも良いかもしれません。

パステル系カラーのコーディネート方法

パステル系カラーを取り入れたバランスのよいコーディネートを作るには、やはり白が欠かせません。白シャツ・白ブラウスや白スカートとパステル系カラーのアイテムの組み合わせは、春のレディースカジュアルの王道です。

もちろん、黒も強い味方です。パステル系カラーの甘さをほどよく抑え、大人っぽさやカッコよさを感じさせるバランスの取れたコーディネートになります。

よりカジュアルに寄せるなら、やはりデニムとの組み合わせがおすすめです。クラッシュデニムやオーバーオールなど、ちょっとパンチの効いたアイテムとパステルを組み合わせてみるのも意外性があって面白いかもしれません。

ベースとなる白や黒などのカラーとパステル系カラーの割合も重要です。全身をパステル系にすると、どうしてもボンヤリとして膨張した感じになりがちです。パステル系カラーは、コーディネート全体の半分くらいまでにしておくとバランスが取りやすくなります。

冬服から春服への変化に合わせて、メイクやヘアスタイルも見直してみましょう。服装が軽やかになった分だけ、しっかりと作り込んだメイクよりも抜け感のあるメイクのほうが似合います。いちはやくコーラルピンクのチークやリップを取り入れてみるのも良いですね。ヘアスタイルも、カラーを少し明るめに変えて春バージョンにアップデートしてみてはいかがでしょうか。髪をアップにしてアレンジするのにも良い季節です。

小さい頃、パステルカラーが大好きだったという方も女性は多いのではないでしょうか。そのため子供っぽく幼い色というイメージを持つ方も多いですが、アイテム選びやコーディネート次第で大人のレディースカジュアルでも十分楽しめます。ぜひ、ファッションにパステル系カラーを取り入れて春の気分を満喫してください。

ストライプ柄を取り入れてみよう

レディースカジュアルの人気アイテムのひとつにボーダーカットソーがあります。流行に関係なく使えますし、ジーンズやワイドパンツ、フレアスカート、サロペットなどどんなものにも合わせやすく便利です。動きやすい、洗濯しやすいといったことから子育て中のママにも大人気なだけに、幼稚園の送迎の際、ボーダーとジーンズのコーディネートがママさん同士で丸かぶりしてしまった、なんてこともありがちです。

目次-INDEX-

ボーダーではなくストライプはいかが?

他の人とかぶるのを避けるためには、定番の白×黒や白×紺ではなくカラフルで華やかなマルチボーダー柄を選ぶ、オフショルダーやフレアスリーブなどディテールに特徴があるものを選ぶ、といった方法が考えられます。

ボーダー(横縞)の代わりに、あえてストライプ(縦縞)を選んでみるのもひとつの手です。単純な方法ですが、それだけでコーディネートの印象がかなり変わってきます。

ちなみに、日本語ではストライプといえば縦縞、ボーダーといえば横縞ですが、英語のストライプ(stripe)は横縞、縦縞、斜めの縞模様をすべて含みます。そして、英語のボーダー(border)という単語に横縞という意味はありません。日本語での使われ方とは異なるので注意が必要です。

一般的に、ボーダー柄とストライプ柄では、ストライプ柄のほうがより着痩せ効果があると言われています。縦のラインを強調するため、視覚的に実際よりも細く見えるのです。反対に、ボーダー柄は実際よりも横に広がって見えてしまいます。

ワンピースやロングカーディガンなど縦に長いアイテムでストライプ柄を取り入れれば、着痩せ効果はより強まります。

色や太さによる印象の違い

ストライプ柄は、スーツに代表されるフォーマルな衣類から身近なレディースカジュアルまでさまざまなアイテムに使われています。

スーツで使われるストライプ柄といえば、紺やグレーの地に細い白色の線が入ったピンストライプ柄が多いです。また、無地のスーツに白×水色・白×グレーなどの細いストライプ柄のシャツを合わせることもよくあります。

カジュアルの場合、ストライプの種類はより豊富です。フォーマル系アイテムにも見られるようなかっちりとした印象のものもありますし、明るい色を大胆に使ったポップな印象のものもあります。細幅のストライプはきれいめで落ち着いた印象、太幅のストライプはスポーティーで明るい印象になります。白と水色など似た色の組み合わせで幅の細いストライプはほとんど無地に近い感覚で着こなせるので、柄ものがあまり得意でない方にもトライしやすいのではないでしょうか。反対に、赤と白のようなコントラストの強い色を使った太幅のストライプは、インパクト抜群でコーディネートの主役になってくれます。

ストライプ柄のアイテムを取り入れるときは、ストライプの中の一色とほかのアイテムの色を合わせるのがおすすめです。例えば、ネイビー×グレーのストライプのカットソーにはネイビーまたはグレーの無地のボトムスが好バランスです。さまざまな色や太さのストライプを組み合わせたマルチストライプは着こなしが難しそうに思えますが、このルールに従えば自然とまとまりのあるコーディネートにすることができます。

最も難易度が高いのが、柄×柄の組み合わせです。ストライプ柄と花柄、ストライプ柄とチェック柄など、かなりオシャレ上級者向けの印象ではないでしょうか。もしチャレンジするなら、全体的な色のトーンを合わせる、小物の色は柄の中に含まれている色を選ぶ、といった点を意識してみると良さそうです。

コツを抑えてストライプ柄を使いこなせば、これまでとひと味違った新鮮なレディースカジュアルが楽しめます!

知っておきたいデニム用語

メンズカジュアルに欠かせないもののひとつにデニムがあります。かつては若者の象徴とされていた時代もありましたが、今では年代・性別を問わず誰でも一着は持っている定番アイテムになりつつあります。

誰にとっても身近な存在である一方、こだわりをとことん追求するマニアが多いのもデニムの特徴です。関連する用語にもさまざまなものがあり、なんとなく雰囲気はわかるけどよく考えると正確な意味は分からない言葉も多いかもしれません。

今回は、ぜひ抑えておきたい基本的なデニム用語を厳選してご紹介します。

目次-INDEX-

そもそもデニムとは?

デニム(denim)とは、インディゴ染めの糸を使った綿の綾織布を指します。厚地で丈夫な点が特徴です。最近は技術の進化により伸縮性のあるストレッチデニムなどさまざまなデニム地が生まれています。

ウォッシュ(洗い加工)をしていないものを、「生デニム」や「ノンウォッシュ」と呼びます。生地そのものが固いことに加え、洗うと縮むためサイズ選びが難しい面がありますが、自分だけの色落ちの過程を楽しみたいとあえてノンウォッシュを選ぶファンもいます。

市販されているデニムの大半は、一度洗って柔らかく履きやすくなっているワンウォッシュデニムです。

漂白剤を使って人工的に色落ちさせたケミカルウォッシュは80年代に爆発的に人気を集めました。その後下火になっていましたが、ここ数年再び注目されているようです。

デニム生地の厚みを表す単位が「オンス」です。一般的には14オンス程度のものが多く、10オンス未満の薄手のものはライトオンスと呼ばれます。反対に、15オンス以上の厚手のものはヘビーオンスと呼ばれます。

デニムパンツにまつわる用語

デニムを使ったメンズカジュアルアイテムにはデニムジャケットやデニムバッグなどさまざまなものがありますが、最も代表的なのはやはりデニムパンツです。ジーンズと呼ばれることも多いです。ちなみに、日本ではジーパンという呼び名も使われますが、和製英語なので海外では通じません。

デニムパンツは、シルエットの太さによって「スキニー」「スリム」「レギュラー」などの種類があります。明確な定義はありませんが、標準的な太さのものがレギュラー、細めのものがスリム、さらに細く肌に密着するものがスキニーと呼ばれることが多いです。

股上の深さによっても種類が分かれます。腰で履くような「ローライズ」とウエスト位置の高い「ハイライズ」は、周期的に流行が入れ替わる傾向があります。ここ最近はハイライズが人気でしたが、そろそろローライズの復権の兆しもあるようです。

最も一般的でまっすぐなシルエットの「ストレート」のほか、膝から裾にかけて広がる形の「ブーツカット」、太もも部分に余裕があり裾に向かって細くなる「テーパード」など、全体のシルエットにもさまざまなものがあります。

フロント部分は「ジップフライ」と呼ばれるファスナーで閉めるタイプが多いですが、なかには複数のボタンが並んだ「ボタンフライ」というタイプのものもあります。ジッパーは開閉が楽な反面壊れるリスクがあります。ボタンは開閉がやや面倒ですが、強度やシルエットの美しさの面ではジップフライに勝るところもあります。

シルエットや形状に関する用語は、デニムパンツだけでなく他の素材を使ったパンツでも使われるので、覚えておくと何かと役に立ちます。

一時期は「若者のデニム離れ」が囁かれたこともありましたが、近年は90年代リバイバルもあってトレンドにデニムが再浮上してきています。かつてのようにこだわって履くよりも、もっと身近で気軽なアイテムとして楽しまれるようになったデニム。メンズカジュアルの定番のひとつとしてこれからも大いに活躍してくれそうです。

いつも季節に合った装いを。衣替えのコツ

学生時代、制服の衣替えは「冬服から夏服」「夏服から冬服」の年2回でした。しかしメンズカジュアルの場合、年2回の衣替えでは足らないことがほとんどではないでしょうか。持っている衣類がすべて収まる便利なウォークインクローゼットがあるなら別ですが、多くの場合、季節の変化に応じて少しずつアイテムを入れ替えていく必要があります。

目次-INDEX-

冬から春にかけての衣替え

冬から春にかけての衣替えでは、「真冬の衣類をしまう」ことと「春物の衣類を出す」ことが中心になります。三寒四温という言葉があるように、少し暖かい日が続いたと思ったらまた何日か寒い日が続く、という形で、季節は行きつ戻りつしながらだんだんと変わっていきます。そのため、冬物を全て片付けて手元の衣類を春物だけにしてしまうと、また寒さが戻ってきたときに対応できません。衣替えは、一気におこなうのではなくじわじわと進めていくのがおすすめです。

まずはニット類を少し減らし、その分シャツやカットソーを増やしてみるところから始めてはいかがでしょうか。

ニット類のなかでも、色合いが明るく春っぽいもの、薄手のもの、寒暖の調節に便利なカーディガンなどはまだしばらく出番がありそうです。反対に、ローゲージでボリュームのあるニットやハイネックのニット、クリスマスを連想させるようなノルディック柄のニットなどは春が近づくとだんだん気分にそぐわなくなってくるので、早めに片付けてしまってもよいでしょう。

その際、薄手のVネックのニットと重ねられる長袖シャツやカットソーをすぐ着られるように出しておくと、急に暖かくなった日に便利です。

アウター類では、スプリングコートを早めに出しておくことをおすすめします。スプリングコートは着られる時季が意外と短いので、少し気温が上がってきたらチャンスを逃さずに活用しましょう。

ボトムスは、厚手のウール素材のものや防風仕様のものなどを減らし、くるぶし丈など短め丈のものを出していくとよいでしょう。

新しい春物の服を購入したタイミングで衣替えを行うのもおすすめです。春物を1枚増やしたぶん、冬物のなかで傷みやヘタリが気になるものを1枚処分する、あるいは手持ちの春物のなかから似たようなものを1枚処分する、というルールを作ると、買い物のしすぎでクローゼットが溢れてしまうのを防げます。

また来年着るための冬物のお手入れ

冬のメンズカジュアルアイテムは、自宅で手軽に洗えない素材のものも多いため、汚れがたまっていることもあるのではないでしょうか。保管中に虫食いやカビなどのダメージを受けてしまわないよう、きちんとお手入れしてから収納しましょう。

アウター類は、やはりクリーニングに出しプロに任せるのが安心です。カシミアなど高級素材を使ったニットや特にお気に入りのニットもクリーニングに出したほうがよいでしょう。最近多いウォッシャブル素材のニットは、おしゃれ着用洗剤を使って自宅で丁寧に洗います。基本は手洗いですが、洗濯機を使う場合は1枚ずつネットに入れます。干す際、ハンガーは使わずに平干しすると型崩れを防げます。

お手入れした冬服を収納するのは、天気の良い日がおすすめです。クローゼットや押入れの換気を行い、よく乾いた状態の服を収納しましょう。湿気がこもると虫食いやカビの原因になってしまいます。気になる場合、必要に応じて除湿剤や防湿シートを活用するとよいでしょう。防虫剤を使う際、衣装ケースの隅に入れる方が多いですが、重ねた衣類の一番上に置くほうが効果的です。

上手に衣替えを行い、日本ならではの四季の移ろいを味わいながらメンズカジュアルを楽しみましょう。

スポーツカジュアルが似合わないときは?

スウェットやキャップ、トラックパンツなど、スポーツウェアに由来するアイテムをレディースカジュアルに取り入れることはよくあります。着心地がよく快適なこと、リラックスできることなどに加え、家庭で洗濯しやすいというのも大きなメリットですね。ファッションアイテムとしてもワードローブに欠かせない存在です。

目次-INDEX-

なんだかスポーツカジュアルが似合わない

レディースカジュアルだけでなく、メンズやキッズも含め幅広い層に人気のスポーツ系アイテムですが、なんとなくオシャレに決まらなくなってきた、以前と比べて似合わなくなってきたと感じることはありませんか?

スポーツカジュアルは年齢的にもう難しいのかな、と諦めてしまいがちですが、実は必ずしも年齢によるスポーツカジュアルの壁というのはありません。むしろ、年代が上がるに従ってエレガント系のファッションが主流になるからこそ、カジュアルなアイテムをさらりと着こなす姿がオシャレに見えることもよくあります。

また若い世代であっても、自分にはスポーツカジュアルはどうも似合わないと敬遠してしまっている方も一定数いるようです。その人が元々持っている雰囲気によって、さらりと着るだけでオシャレに見えることもあれば、着こなすためにはひと工夫必要になる場合もあります。

さまざまな着こなしのコツ

スポーツ系アイテムの着こなし方法として最も手軽にできるのは、メイクの工夫です。元々はスポーツ用というイメージからかノーメイクに近いナチュラルメイクにする方が多いですが、逆に普段よりもしっかりめにメイクすることで女性らしい印象が強まり、カジュアルなスポーツ系アイテムとのバランスが良くなることがあります。リップを濃い色にしてみる、いつもよりはっきりとアイラインを入れてみるなどの方法をぜひ試してみてください。ただし、トゥーマッチにならないよう「盛る」のは1~2箇所に留めるのがおすすめです。

コーディネート方法を見直すことで、スポーツ系アイテムがしっくりと着こなせることもあります。スカートやヒール靴などフェミニンな要素を足したほうが似合う人、全身をスポーティーでメンズライクな雰囲気にまとめたほうが似合う人などさまざまなパターンがあるので、いつもの着こなしとは逆に寄せてみるというのもひとつの方法です。

よくあるのが、自分は元々男性っぽい顔立ち・体型だから女性らしい要素は入れないほうがいい、という思い込みです。そういうタイプの方こそ、カジュアルなスポーツ系アイテムを着る際はどこかにフェミニンな要素を入れたほうがおしゃれに見える場合があります。逆に、元々ガーリーな雰囲気の方は、子供っぽくなりすぎないように注意しながらコーディネートすると良いでしょう。

アイテム選びそのものを工夫するのも有効です。例えばスウェットパーカーなら、ジャストサイズのものではなく丈が短めのコンパクトなシルエットのものを選んだり、あるいは反対にお尻まで隠れるようなビッグシルエットのものを選んだりすることで雰囲気がかなり変わります。定番のグレーではなくクリーンな印象の白のほうが似合う方もいますし、クールな黒のほうが引き締まって格好良く見える方もいます。優しい印象のベージュやブラウン、上品なイメージのネイビーなど、さまざまな色を試してみてください。

いずれにしても、レディースカジュアルでスポーツ系アイテムを着こなすには、女性らしさとスポーティーさ・カジュアルさとのバランスがカギになります。なんとなく似合わないと感じるときは、もう少しフェミニン要素を増やすか、逆にもっと徹底的にカジュアルにするか、いずれかの方向性を試してみるのがおすすめです。

 


 

自分らしくファッションを楽しもう

最近、あなたらしいファッションを楽しめていますか?改めてそう聞かれると、自信を持って「YES」と言える方は意外と少ないかもしれません。最新のトレンドを抑えておきたい、体型のコンプレックスをカバーしたい、周りの仲間から浮かない服装をしたい…等々、服選びにあたってはさまざまな思いがあり、ただ好きな服を好きなように着るというわけにはいかないと感じている方もいることでしょう。

もちろん、TPOに沿った服装が求められる場面もありますが、本来ストリートカジュアルとは自由なものです。「ファッション疲れ」を感じたときは、もう一度自分らしいスタイルとは何か、見つめ直してみる機会だと考えてみてはいかがでしょうか。

目次-INDEX-

自分らしいスタイルを見つけるヒント

自分らしいファッションを取り戻すには、ファッション以外だと自分はどんなものが好きか思い出してみるのが非常に有効です。

例えば、音楽です。憧れのミュージシャンの服装や髪型を真似たことのある人は多いのではないでしょうか。それが必ずしも現在の流行のジャンルではなかったとしても、今の気分にあった音楽、自分にとって心地よい音楽は、しっくりくるファッションを見つける大きなヒントになります。例えば、2018年はDA PUMPの「U.S.A.」の大ヒットとともに90年代テイストが再注目されましたが、一方ではスタイリッシュな80年代のシティポップが音楽ファンの間で再評価された一年でもありました。その2つでいうと自分はどちらの音楽が好きか?あるいはもっと別の年代、別のジャンルの音楽のほうがピンとくるか?ということを考えてみるのも、服選びの参考になるかもしれません。

映画の登場人物のファッションも参考になります。「さらば青春の光」を見てモッズファッションに興味を持ったとか、「トレインスポッティング」の影響でタイトなTシャツやパンツを身に着けてみたというような話はよく聞かれます。他にも、おしゃれで格好いい映画の登場人物というと「バッファロー ‘66」のヴィンセント・ギャロ、「レオン」のジャン・レノなどさまざまな名前が挙がります。日本でも、往年の松田優作に憧れるファンは時代を超えて多いです。

音楽や映画に限らず、好きなものを思いつくままに列挙していくと、自分らしいストリートカジュアルとはどんなものかだんだんとイメージが湧いてくるのではないでしょうか。

トレンドに沿わないスタイルをしても大丈夫?

本当に自分の好きなスタイルがどんなものか分かっても、それが現在のトレンドとは全然違うタイプのものだった場合、周りに理解されず浮いてしまうのではと不安になるかもしれません。

確実に言えるのは、確固とした自分のスタイルを持っている人は、それがトレンドど真ん中のものであれ、トレンドとは全く無関係のものであれ、とても格好良く見えるということです。身につけているアイテムひとつひとつやコーディネートの完成度ももちろん大切ですが、自信を持って着こなしているということが何よりも大きな魅力になります。その意味で、最近のトレンドが自分にとってしっくり来ない場合、「自分の本当に好きなスタイル」に立ち返ってみることが大きな意味を持つのです。

ストリートカジュアルの楽しみ方はひとつではありません。最先端のトレンドを追うのももちろん大いにアリですが、好きな音楽や映画をヒントに「これが自分」というスタイルを見つけるのも楽しいものです。試行錯誤するなかで、思いがけず「意外とこういうのも良いな」と思えるスタイルに出会えるかもしれません。また、年齢を重ねることや、時代の変化によってもピンとくるファッションは変わります。ぜひ、「今の自分はこれ!」と自信を持って着られる服を見つけてください。


 

ワンカラーコーデはメリハリが大事

全身のアイテムをすべて同じ色でまとめるワンカラーコーデ。黒だけ・ベージュだけというように一色で揃えるシンプルな方法なので、誰にとってもトライしやすいコーディネート方法です。メンズカジュアルの楽しみ方のひとつとしてぜひ覚えておきたいですね。

目次-INDEX-

ワンカラーコーデとワントーンコーデ

ちなみに、「ワントーンコーデ」という言い方も「ワンカラーコーデ」以上によく目にしますが、この2つは厳密に言えば違うものです。

本来、ワントーンコーデとは「色調」を揃えたコーディネートのことを言います。赤・青・黄といった色(カラー)をいくつか使いながらも、それぞれの色調(トーン。淡さ・鮮やかさ・暗さといったもの)が揃っているのが本当の意味でのワントーンコーデです。例えば、全身を優しいパステル系の色でまとめたコーディネートなどがそれにあたります。あえて意識しなくても、濃いめのブラウンやカーキ色などダーク系のカラーでまとめたワントーンコーデに自然となっていることもよくあるのではないでしょうか。

「トーン」ではなく、ブラウンならブラウン、ブルーならブルーといった「色」を揃え、そのなかで濃淡を付けていくコーディネートを「ワンカラーコーデ」といいます。しかし、こういったコーディネートを「ワントーンコーデ」と呼ぶことも実際には多いようです。

センスの良い配色を考えるのが苦手という方にとっては、ワンカラーコーデは福音です。とにかく同じ色で揃えるだけなら、手持ちのメンズカジュアルアイテムを使って誰でもコーディネートすることが可能です。

ワンカラーコーデのコツ

簡単で、大きな失敗もしにくいという点でワンカラーコーデはとても魅力的ですが、「おっ!オシャレだな」と一目置かれるような気の利いたコーディネートに仕上げるとなると意外と難しいのも事実です。特に、黒やネイビーなどダーク系の色を選んだ場合、なんだかリクルートスーツのようなのっぺりとした印象になってしまうこともままあります。

コーディネートが平坦になってしまったときは小物などで差し色を入れるのが効果的ですが、それだと正確な意味での「ワンカラーコーデ」とは言えません。あくまでひとつの色に絞ったうえでメリハリをつけるには、素材感やシルエットで変化をつけていくのがおすすめです。

例えば「黒」のワンカラーコーデを作る場合、ベーシックな黒色の長袖シャツに黒のストレートパンツの組み合わせだと、ちょっとシンプルすぎる印象です。そこでパンツをテーパードパンツのようなシルエットに特色のあるものに変えてみると、ぐっとオシャレ感がアップします。あるいは、レザージャケットなど特徴的な素材のアイテムを組み合わせても良いですね。

アイテムそのものを入れ替えなくても、パンツの裾をロールアップする、シャツの裾をタックインするなど、着こなし方を工夫するのも有効です。

アイテムのサイズ感も工夫してみましょう。あえてジャストサイズではなくオーバーサイズのものを選ぶことで、一味違ったリラックス感のあるワントーンコーデを演出できます。あるいは、ビッグシルエットの流行が続いているからこそ、あえてスキニーパンツなどタイトなものを選んでみるのも一案です。

ワントーンコーデにチャレンジするなら、ぜひ足元にも気を配りたいところです。靴の色ももちろん揃えたいですし、ちらりと覗くソックスの色までこだわればますます完成度がアップします。バッグや時計などの小物にも気を配れれば完璧でしょう。

手軽なメンズカジュアルのテクニックのひとつでありながら、極めようとすると奥が深いワンカラーコーデ。日頃のコーディネートにマンネリを感じたら、一度試してみると良いかもしれません。

 

軽やか素材のロングスカートに注目

あなたはスカート派ですか?パンツ派ですか?レディースカジュアルのなかでも勢力が二分するポイントですが、最近はややパンツ派が優勢という調査結果もあるようです。仕事の際はやはり動きやすいほうが良いということで、職場の制服などにもパンツを取り入れる動きが広まりつつあります。

一方、スカートの人気もやはり根強いものがあります。かわいい雰囲気やエレガントな雰囲気を出すにはやはりスカート。女性らしいファッションを楽しむには欠かせないアイテムです。ウエストのサイズさえ合えばいいので試着しなくても買いやすい、トイレのときにラクというメリットもあります。

目次-INDEX-

ロングスカートならパンツ派も挑戦しやすい

パンツ派のなかには「脚を出したくないからスカートは履きたくない」という方も少なくありませんが、そんな方でも挑戦しやすいのがロングスカートではないでしょうか。すっぽりと脚全体を隠してしまうので、むしろパンツよりも脚は目立ちません。太ももが張っていてパンツだと締めつけ感があるという方や、ミドル丈のスカートはふくらはぎの太さが気になるので避けている、という方にはぜひおすすめです。実際、脚にコンプレックスがあるのでパンツよりもスカート派、という方も実はかなり多いようです。

また、「お尻が大きい」「垂れている」といった悩みを抱える方にもロングスカートはおすすめです。細めのパンツはヒップラインが綺麗でないとおしゃれに履きこなすのが難しいですが、ロングスカートならお尻のラインを拾わず、自然にカバーしてくれます。

背が低いのでロングスカートは引きずってしまいそう、という方は、ミモレスカートを試してみてください。ミモレスカートとして売られているスカートも実寸はさまざまなので、ものによってはロングスカート風に履けることもあります。

揺れるシルエットが綺麗な柔らか素材がおすすめ

ロングスカートに使われる素材は実にさまざまです。デニムなどの厚手のものからシフォン素材のような薄手のものまであり、それによって与える印象も大きく変わります。

寒い季節はやはりウールやツイードなどの厚手のものが多くなりますが、少しずつ春に向かう季節にはぜひ薄手のスカートにも挑戦してみてはいかがでしょうか。特に、プリーツスカートやサーキュラースカートは春のレディースカジュアルにぴったりのアイテムです。歩くたびに柔らかく揺れるシルエットが優しい印象で、なんとなく気分も明るくしてくれます。レーススカートやシフォンスカートのような透け感のある素材を使ったものも、日に日に暖かくなっていく季節によく似合います。

春の気分を満喫できるピンクや水色などのパステルカラーももちろん素敵ですし、思い切って白を選べば夏まで長く楽しむこともできます。また、黒の薄手ロングスカートを選べば冬物アイテムとの相性も良く、何を着たら良いか迷いがちな季節の変わり目になにかと便利です。

薄手のロングスカートは、合わせるアイテム次第で寒い日にも暖かい日にも活用できます。真冬のような寒さの日にはあまりおすすめできませんが、今日は少し日差しが暖かいな、という日であれば、裏起毛タイツや足首を覆うブーツを合わせればOKです。アウターはショート丈のものを選ぶと、ロングスカートとのバランスが取りやすいのでおすすめです。もっと暖かくなってきたら、スニーカーやパンプスを合わせて楽しみたいですね。

これまでスカートは敬遠しがちだった人も、ぜひこの春はロングスカートを取り入れてみてはいかがでしょうか。思った以上に履きやすく、ファッションの幅が広がってますますレディースカジュアルが楽しくなることでしょう。

 


 

淡色スニーカーで足元を軽く

メンズカジュアルで最も活躍する靴といえばスニーカーです。どんな方でも、2~3足くらいは持っているのではないでしょうか。なかには何十足、すごい人になると100足以上も持っているスニーカーマニアの方もいるようです。

スニーカーは、なんといっても履き心地の快適さが魅力です。革靴などと比べると長時間歩いたときの足の疲れ方は全く違うので、ショッピングやイベントなどに出かけるときはやはりスニーカーを履きたくなります。

もちろん、ファッションという観点でも、スニーカーのスポーティーさやカジュアルさは他の靴にはない要素です。きれいめなコーディネートも、足元をスニーカーにするだけで程よく肩の力が抜けた軽快なメンズカジュアルスタイルにすることができます。若い世代はもちろん、大人の男性にとっても欠かせないアイテムです。

目次-INDEX-

淡色のスニーカーを取り入れてみよう

スニーカーのなかにも、さまざまなテイストのものがあります。癖が少なくどんなファッションにも合わせやすいものもあれば、一足でコーディネートの決め手になるようなインパクトの強いデザインのものもあります。

どんなシーンでも使いやすいスニーカーというとやはり「黒」を選ぶ方が多いです。女性と比べると、男性のほうがさらにその傾向が強いようです。

なにかと応用範囲の広い黒スニーカーに続いて2足目を選ぶ際、ぜひおすすめしたいのが淡い色のスニーカーです。具体的には、明るめのベージュやグレーなどがそれにあたります。もちろん、さわやかで清潔感のある白も良いですね。

淡い色のスニーカーは、足元を軽やかな印象にしてくれます。例えば、全身を黒でまとめたコーディネートも、足元が黒スニーカーならより完成度が高くビシッと決まった感じになりますし、淡いグレーのスニーカーを合わせれば抜け感が出てちょっとこなれたイメージになります。

特に、冬から春に向かう季節には淡色スニーカーの効果は絶大です。暗い色が多くコーディネートが重たい印象になりがちな季節こそ、足元に軽やかな色を取り入れることで気分を変えて新鮮なメンズカジュアルスタイルを楽しむことができます。

2足目のスニーカーには赤や黄色などのビビッドなものを選ぶ方も多いですが、差し色として効果的な反面、頻繁に履いているとちょっとマンネリしてしまう感じも否めません。その点、淡い色のスニーカーなら定番のひとつとして自然に活用できるのも嬉しいポイントです。

淡色スニーカーのお手入れ方法

淡い色のスニーカーは、清潔感が命です。やはり黒スニーカーなど濃い色のものに比べると汚れが目立ちやすい分、メンテナンスはこまめに行いましょう。

洗い方は素材によって異なります。キャンバス地のものは粉末洗剤とブラシを使ってゴシゴシ水洗いが可能です。レザー製のスニーカーは中性洗剤を使ってスポンジなどで汚れを拭き取るのが基本です。詳しくは、購入時のタグなどについている洗濯表示を確認してください。洗う際は、先端のラバー部分も丁寧に汚れを落としましょう。

意外と忘れがちなのが靴紐です。せっかく本体をきれいにしても、靴紐が汚いままでは爽やかさは半減してしまいます。中性洗剤や固形石鹸を使って洗いましょう。汚れがひどい場合は、漂白剤に漬け置きすると効果的です。

スニーカーの清潔感という点では、ニオイ対策も忘れてはなりません。冬場であっても、知らず知らずのうちに足はかなり汗をかきます。連日同じスニーカーを履き続けることは避け、2~3足をローテーションさせましょう。雨で濡れたときは必ずしっかり乾燥させるようにしてください。もちろん、定期的に丸洗いすることで、汚れとともにニオイも落とすことができます。